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217: マルセイユ石けんの作りかた

217: マルセイユ石けんの作りかた

1  手づくり石けんの良さとは

・自分の肌を見つめ直すきっかけになる            

・余計なものを入れないシンプ

ルなケア

・手作りなので経済的            



2 マルセイユ石けんとは

マルセイユ石けんとは一体何でしょうか? 

フランスのマルセイユ地方発祥で原材料のうち72%以上植物油を使用し、

伝統的製法(コールドプレス)で作られた石けんのことをいいます。

現在は、使われている油脂の72%以上がオリーブ油のものを

マルセイユ石けんと呼びます。

オリーブ油だけでは泡立ちが控えめで溶け崩れしやすい石けんになってしまいますので

ココナッツ油とパーム油を合わせることにより使用感の良い石けんになります。


オリーブ油は人間の皮脂に近い構成を持つオレイン酸を80%含み、保湿力が高い油脂です。

ココナッツ油はココヤシの果肉を乾かし、絞ったものです。

泡立ちが良い石けんを作ることが出来ます。


パーム油はアブやヤシの果肉から抽出します。泡の持続させます。

ココナッツ油とパーム油で固い石けんを作ります。



3  石けんの原料とは


石けんの主な原料は、油脂とアルカリです。

アルカリは、油脂と混ざることで油脂を脂肪酸ナトリウムに変化させ、

油脂を固めて石けんの形にする「鹸化」という反応を起こします。

この時に使われるのが苛性ソーダです。

苛性ソーダは、水酸化ナトリウムと呼ばれる化学薬品で、

非常にアルカリ性が強い物質です。

たんぱく質を変化させてしまいますのでお肌についたり、

目に入ったりすると火傷を負った状態になるので注意が必要です。




    

4    材料と作り方


材料)

・オリーブ油 200g・ココナッツ油 50g・パーム油 50g・精油 120滴・精製水 100g・苛性ソーダ 40g


作り方)


1 オイルをそれぞれはかり、ボールに入れて45度になるように湯煎します。


2 苛性ソーダと精製水を混ぜて、45度になるように冷水で冷やす。


3 1・2どちらも45度になったら、

オイルの中に苛性ソーダ水溶液を入れて20分ほど泡立て器で混ぜる。


4 石けんダネにうっすら線が引けるくらいにとろみが出たら、

オイルと混ぜておいた精油を混ぜる。


5 デザインする。




5 熟成の仕方

・24時間は保温バックに入れておき開け図にそのままにしておきましょう。

・24時間後、新聞紙とラップをめくって周りがくっつかず離れる状態であればカットをします。

・まだ周りが離れない状態であれば、ラップを外し2-3日そのままにしておきます。

・風通しの良い場所で乾燥させて6週間おいておきます。