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比べない、同じと過程しない

比べない、同じと過程しない

最近、多いです・・・

以前の香りと違う気がする・・・
以前の香りと粘土が違う気がする・・・
以前の香りと色がちがう気がする・・・


香りの印象についてお気づきいただき、

そして率直に教えていただけたこと、

とても丁寧に扱ってくださり、ありがとうございます。



ただ、同じ商品でも 「製造出荷仕立て」と「月日が経ったもの」では、

香りに微細な変化が出ることがございます。


OEMで出荷しているアロマミストやブレンド精油、リードディフューザーなども
同じように微細な変化ができることがございます。
レシピ自体はお伝えすることなく、変更しておりませんのでご安心ください。)





出荷品質記録はつけておりますので、
その香りを違うと感じる幅は、基準値を切っていることはございません。




5つの主な理由をあげます。


トップノート(揮発の早い成分)が少しずつ飛ぶから


精油には揮発の早い成分(トップノート)と、

遅い成分(ミドル〜ベース)があります。


時間が経つと、トップノートがゆっくり空気中へ飛んでいくため、

角が取れた・落ち着いた香りに感じやすくなります。


例:シトラス・柑橘系 → 明るさが控えめになり、より丸みのある香りへ。




成分同士がなじむ=熟成するから


ブレンドした精油は、

時間が経つほど成分同士が溶け合い、

香りのレイヤーが一体化していきます。


そのため、

・製造出荷仕立て → それぞれの香りが立ちやすい

・月日が経過 → お互いが馴染んでまろやかになる


ワインや紅茶の熟成に少し似ています。




酸化による微細な変化


精油は空気に触れると少しずつ酸化します。

もちろん問題が起こるほどではない範囲ですが、

香りのニュアンスが僅かに深く、重く感じられることがあります。


特に柑橘系・スパイス系は変化が分かりやすいです。




 素材だからロットごとの個性がございます。


同じ植物でも

・収穫時期・天候・土壌・蒸留タイミングなどが毎回違うため、

精油の香りにはロットごとの個性があります。

(香水香料であっても製造のタイミングでロットに個性が
ございます)


同じレシピで作っても、微差は生まれるのはこのためかと思われます。


⑤香料も人の手、製造も人の手が関わっている

ここは、個人的に口を「巨大」(笑)にしてお伝えしたい。
香料も製造も人の手が加わっています。
人の手が加わるということは、機械のように同一ではありません。
MoonLeafはあえて、機械化しないことを選んでいます。

マーケットも手作りやセッションなど変わらず好きなように。



香りが違うと感じることに

劣化ととらえず、むしろ「自然な変化」と捉えていただき、

お客様やスタッフさまには、「熟成したんだね」とお伝えいただければ幸いです。


天然香料・香水香料は空気・温度・光・酸素などの影響を受けながら、

ゆっくりと変化していくことも熟成と呼びます。


もしくは、「リニューアルしている」とお答えいただくことが
産業の中にいる私たちには、「ある姿」にも感じます。

比べない、怪しまない、同じと過程しない
世の中の見方と共に歩いてく。

化粧品製造販売許可を取得していると
いかにアロマテラピーの教育の観点と産業の中にいる私たちとの間に誤差があります。
学びも売ることも買うことも、
それぞれを均一化しないようにグラデーションをつけていけたら。