1 ハンドメイドスキンケアは、肌自身の力を信じるが全て
「化粧品を信じる」のではなく、「自分の肌を信じること」が、
ハンドメイドスキンケアをはじめるにあたっては、大切な軸になります。
お祈りをしたり、高価な化粧品を信じて使い続けても
トラブル肌が改善され、美しい肌になるわけではありません。
日中は「保護」 夜は「再生」。
肌が本来持っている機能を知って、スキンケアと仲良く。
2 歴史とともにフランキンセンス
フランキンセンスはカンラン科の樹木で、別名オリバナム。
アロマでは、この木からとれる樹脂を水蒸気蒸留したものを使います。
和名は乳香。フランキンセンスという呼び名は、
中世フランス語で「真の香」を意味します。
フランキンセンスには、とても古い歴史があります。
旧約聖書によると、キリストが誕生したとき、
東方の賢者が3人やってきて、それぞれ貢ぎ物を持ってきました。
ミルラと黄金、そしてフランキンセンスの3種類です。
ミルラはフランキンセンス同様、カンラン科の植物からとれる樹脂で、
和名は没薬。ミイラの防腐剤としても使われました。
「偉大な医師の証」で、清らかな肉体の象徴です。
黄金は、「偉大な商人の証」で、神への愛を象徴します。
そして、フランキンセンスは
「偉大な預言者の証」で、神への礼拝を意味します。
この3つの貢ぎ物のうち、
キリストが選んだのはフランキンセンスだったと言われています。
古代エジプト時代より、祈りや祝福の儀式のときに炊かれたり、
スキンケアの材料としても使われていました。
日本ではあまりなじみのないタイプの香りですが、
中東などでは何千年も前から使われている、神聖な香りの精油です。
3 7歳若返る、魔法のエッセンス
フランキンセンスの木は中東など、
とても乾燥した荒野に生えていて、地元の人たちは古くから、
肌の乾燥を防ぐために用いてきました。木の幹が傷つけられると、そこを修復しようと樹脂が出てきます。
この、修復という性質を受けて、
フランキンセンスは肌の細胞を再生し、活性化してくれるのです。
3 調香の醍醐味は、1滴の役割を最大限に活かすこと
客観的な知識の情報収集など「テクニック」にとどまらず、
お気に入りの「香り」を選ぶなど、楽しみながら
「自分の感性や直感」に頼ることがとても大切。
4 RECIPE & HOW TO MAKE
材料) 化粧水:水85~75ml・BG5~15ml
・化粧水素地10g・コスメ原料2袋〜w・精油4〜6滴
用意するもの):遮光瓶・計量スプーン
作り方)
①丁寧に計量する
②ブレンド精油を決める
③材料を専用容器に入れて、混ぜ合わせる
5 使い方
・手のひらのお手入れ
指先1センチの四方の中に
約3000もの末梢神経が集中していることから、
触れた瞬間に肌の状態を的確に感じ取ることができるのです。
手のひらほど素晴らしい美容器具はないと言われています。
・コットン使いのお手入れ
量は、コットンの裏側までしっかりしみるくらいが目安です。
量が少ないと、肌に刺激を与えることになります。
優しくいたわるように全体になじませるようにつけていきます。
・キメが整うスペシャルケア
コットンマスク(週に1〜2回がおすすめです!)に
ひたひたに浸して(化粧水が足りなければ、精製水で濡らしてから使用します)
5〜10分パックします。
外した瞬間にお肌の柔らかさを感じます。
6 保管期限
清潔な手で90日を目安にご利用ください。