1 コールドプロセス製法の手作り石けんとは、
コールドプロセス製法の石けんは、
油とアルカリを「鹸化」という化学反応させて、作ります。
石けん作りの副産物として天然のグリセリンもできます。
グリセリンは、混ざり合わない水と油を混ぜ合わせてくれるもので、
汚れを落とすことができ、お肌の潤いを保つ成分でもあります。
手作り石けんは、自然由来の材料で優しくお肌の汚れを流し去り、
洗い上がりは、お肌を保湿してくれる上質な石けんです。
2 手作り石けんの原料は
・オリーブ油とココナッツ油とパーム油を使います。
オリーブ油は、人間の皮脂に近い構成を持つオレイン酸を80%持ち、
保湿力が高く肌に優しいしっとりとした石けんになります。
ココナッツ油は、ココヤシの果肉から抽出します。
泡立ちを良くし、熔け崩れしにくく、石けんの固さを与えます。
パーム油は、アブラヤシの果肉から抽出します。
石けんに固さを与え、石けん作りのプロセスを早める役割をします。
オリーブ油でお肌に良い石けんになり、
ココナッツ油で大きな泡を立てて、パーム油が泡を持続させます。
ココナッツ油とパーム油を入れることにより、
型崩れしにくい固さのある石けんに仕上げます。
3 苛性ソーダの取り扱いは?
・苛性ソーダは、水酸化ナトリウムと呼ばれる化学薬品です。
強いアルカリ性を示し、皮膚のタンパク質を溶かす性質があります。
お肌についたり目に入ったりすると、
火傷を負ったような状態になります。
触れてしまった場合は、すぐに大量の水で洗い流しましょう。
苛性ソーダと水を合わせると発熱し、刺激臭のある蒸気を発生します。
作業をする際は、ゴム手袋、マスク、メガネを着用しましょう。
4 RECIPE& HOW TO MAKE
材料)オリーブ油150g・ココナッツ油60g・パーム油90g
・苛性ソーダ40g・精製水100g・ホホバ油10g
・ココアパウダー適量・精油120滴(6ml)
年に一度のクリスマスの調香も楽しみましょう。
冬、祈り、祝い、サンタクロース、プレゼント、
ポマンダー、ジンジャークッキー、キリスト・・・・・・・
冬だから選べる香りを見つけたいですね。
作り方)
1 オイルをそれぞれ計り、ボールに入れて45度になるように湯煎します。
2 苛性ソーダと精製水を混ぜて、45度になるように冷水で冷やす。
3 どちらも45度になったら、オイルの中に苛性ソーダ水溶液を入れて、20分ほど泡立て器で混ぜましょう。
4 生地にうっすら線が引けるぐらいとろみが出たら、オイルと混ぜていた精油を混ぜましょう。
5 紙コップを用意し、ココアパウダーで色を作る。
6 石けん生地を白色とココア色の2つに分ける、
7 白色、ココア色の順に型に注ぐ。
8 残った白色石けん生地で模様を描く。飾りを好きなように配置する。
9 余った石けんの生地を少量ずつスプーンで落としながらお花模様を描く。竹串の後ろを使ってドット模様を描く。
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ここだけの話! ML流、クリスマス柄が輝く3つのポイント!
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1 作成前に「出来上がり」をイメージしておこう!
2 色の濃淡は、熟成中に決まる!
(日に日に、色味も穏やかに熟成していきます。出来上がる頃には、淡いパステルのように。それもまたいいですね)
3 今月の石けんは、特にカットの仕方で見え方が変わります!
5 お持ち帰り後にすること
型出し:型入れ後より24〜48時間しっかり保湿します。
カット:型出しより2〜3日後、乾燥してきたらカットしましょう。
*使用後のナイフは、酢やクエン酸で中和してから洗浄しましょう。
保管場所:直射日光の当たらない風通しの良いところ
解禁日:型出しより6週間後から使用できます。