1 ナチュラルクリーニングとは?
身近にある安心素材を
使ったクリーニング法。
アルカリ性の汚れには酢、
酸性の汚れには重曹を使い
中和することで分解させるお掃除方法のことです。
2 ナチュラルクリーニングのメリットとは?
自然に優しいものを使っているので
環境にも人にも優しい。
市販の洗剤の多くは
界面活性剤や合成香料などの
石油由来の化学成分が主原料になっています。
これらは発がん物質や
アレルゲンが含まれる可能性が高く、
健康を損なう可能性があります。
石油系化学成分が河川に流れてしまうと
生態系や環境にまで影響を及ぼします。
ナチュラルクリーニングは
重曹・クエン酸・エタノールなどを使用し、
成分が見えており、
刺激の強い成分は使わないので
香りが優しく肌に触れても安心です。
お肌が敏感な方、お子さま、
ペットがいる家庭でも
安心して取り入れられます。
3 柔軟剤とは?
洗剤とは別で使用する仕上剤のことで、
衣類に柔軟性を与えます。
香りがついているもの、
消臭効果のあるものなど
近年様々な柔軟剤が幅広く展開しています。
効果としては
・衣類を柔らかく仕上げる
・静電気を防止する
・衣類に香りをつける
・除菌、抗菌・汗やタバコの匂いなどの消臭、防臭
・梅雨時期の部屋干しの匂いetc...
衣類が柔らかくなる理由
衣類につく汚れや汗は
主にたんぱく質系の酸性なので、
アルカリ性の洗濯用洗剤で落とします。
そのままだと衣類がアルカリ性に
偏りゴワゴワした肌触りになるため、
酸性のクエン酸のクエン酸と中和され、
柔らかくなります。
4 柔軟剤に使用する材料は?
クエン酸:衣類に残っている
洗剤成分(アルカリ性)を中和する。
雑菌を抑える。
グリセリン:ふんわりとした肌触りにし、
静電気を予防する効果がある。
精油:抗菌、除菌、防臭作用など。香りづけ。
5 使える精油は?
精油は無色透明のものが おすすめです。
ゼラニウム、ラベンダー、サイプレス、シダーウッド、ティートリー、ユーカリ、ローズマリー、ペパーミント、パルマローザ、ローズウッドetc...
6 材料と作り方
【エッセンスソフトナー】(アロマ柔軟剤)
(500cc・50cc/回で約10回分)
材料)
・精製水300cc
・グリセリン100cc
・クエン酸75g(大さじ5)
・精油50滴・容器・計量スプーン
作り方)
1 精油を選びます。
2 容器にグリセリン、クエン酸を入れてを
入れて振り混ぜる。
3 お好みの精油を配合します。
4 精製水を入れて、よく振り混ぜます。
5 溶けたら完成です。
高温多湿を避け、約3ヶ月で使い切りましょう。
7 使い方
(コツ:洗剤と同時に入れないこと。
使用量は守りましょう。)
・全自動式、ドラム式洗濯機
柔軟剤自動投入口に入れるか、
2回目のすすぎと一緒に投入する。
・手洗い 洗い後のすすぎの水に投入する。
投入後は衣類を軽く押すように浸透させ、
軽く脱水する。
8 ナチュラルクリーニング法のご紹介
酢とクエン酸(除菌・抗菌・アルカリ性を酸性で中和する)
【クエン酸お掃除ミスト】
材料)
・精製水100ml
・クエン酸小さじ1
・お好みの精油
使い方)キッチン周り、ガラス拭き、
お手洗い クエン酸と重曹(2つを混ぜると炭酸が出来上がり、掃除しやすく)
使い方)重曹をまいた後に、
酢を振りかけます。
5-10分後発泡がおさまってから
歯ブラシで仕上げ磨きをしてください。
最後にお湯を流すと、
排水溝に固着せず流れていきます。