「正しい」と「間違っている」を感性で判断するのは
とても難しいこと。
それよりも思うままに、あなたらしい言葉で調香した香りを
言葉で書いてみる。
記憶を呼び覚ましてみる。
香りを連想させるキーワードが、
あなたの意識の中で広がっていくようになれば
その香りは独り立ちできます。
調香師の能力は、「表現力」とも言われるように
目に見えない香りについて、その印象をどう伝えるのか。
そういったことを言葉にするときの語彙の美しさやバリエーションは
そのまま調香に生かされます。
「いい香りだね」というだけでは、伝わりません。
どんな表現をすれば自分にも相手にも具体的に伝わるのか想像しながら
丁寧に表現を探していく。
ひとつ、ヒントをお伝えしておきます。
「痛い」「寒い」などという「感覚」は、相手と共有することができません。
ですが、「幸せに感じるね」「優しいね」などの「感情」は、相手と共有することができます。
どうぞ、使ってみてくださいね。