セラピスト編
精油を選ぶとき、
「何に効くか」から入ることは、とても大切。
でも、セラピストとしてもう一歩深く関わるなら
こんな問いも、そっと持っていてほしい。
この香りで、どこへ連れていく?
セラピストは「治す人」ではない
精油は魔法ではありません。
セラピストも、答えを与える人ではない。
セラピストの役割は
今いる場所から、次の場所へ「橋をかける」こと。
張りつめた人を、ゆるむ場所へ
考えすぎている人を、感じる場所へ
外に向きすぎた人を、内へ戻す場所へ
そのために、カウンセリングも香りを使います。
頭ではわかっていても
いざ、使うとなると浅さは余計に目立つ
精油は「目的地」を持っている
同じ精油でも
連れていく先は、使う人によって変わります。
ラベンダー
→ 眠らせるため?
→ それとも「力を抜く感覚」を思い出させるため?
オレンジ
→ 元気にするため?
→ それとも「軽く考えていい世界」へ?
フランキンセンス
→ 落ち着かせるため?
→ それとも「自分の軸に戻る場所」へ?
効能だけをなぞると、
香りは道具で終わってしまう。
施術前に、セラピストが見ること
香りを決める前にここを見ていますか?
その人は「前に進みたい」のか
「止まりたい」のか、「感じたい」のか、「休みたい」のか
同じ「疲れた」でも目的地は、まったく違います。
香りは、無理やり連れていかない
香りの使い方は、
「さあ、行きましょう」ではなく
「こっちもありますよ」と差し出したい。
セラピストの在り方が、そのまま香りに出る。
良いブレンドは「帰ってこられる香り」
日常に戻れるところまで。