タロットを勉強し始めた頃や、カードを引き始めたばかりの頃、多くの人が同じことを言います。
「悪い意味ばかり気になってしまいます」
「怖いカードが出ると不安になります」
「いい意味より悪い意味を先に考えてしまう」
これは実は、とても自然なこと。
今日はその理由を書いてみます。
理由① 人は危険を先に考えるようにできている人間の脳は
もともと楽しいことより、危険なことを先に考えるようにできています。
なぜかというと、昔は
• 危険に気づかない → 命に関わる
• 心配しすぎる → ちょっと疲れるだけだったからです。
つまり脳は「ポジティブを見逃すより、ネガティブを見逃す方が危険」と思う仕組みになっています。
だから
• 死神 • 悪魔 • 塔 • 10 of Swords • 5 of Pentaclesこういうカードが出ると、
どうしてもそこに意識がいってしまう。
これは性格ではなく、脳の仕組み。
理由② 正解を探そうとしているタロットを引くとき、
• 当てたい
• 正しく読みたい
• 間違えたくない
• 未来を知りたいと思うほど、いい意味より、悪い意味を探そうとします。
なぜなら、良いこと → 外れても問題ない悪いこと → 外れたら困ると思ってしまうから。
だから無意識に「悪い可能性を先に読もう」としてしまうんです。
でもタロットは未来予測のテストではなく、心を読む道具なので、
当てることを目的にするとどんどん怖い読み方になっていきます。
理由③ 本当はそこが気になっている
これはとても大事なところなのですが、マイナスの意味が気になるとき、
実は自分がそこを一番気にしているということがよくあります。
例えば
• 恋人 → 依存・迷い が気になる
• 太陽 → 無理して明るくしている が気になる
• 女帝 → 甘え・楽な方に流れる が気になる
• 皇帝 → 支配・頑固 が気になる
• 星 → 理想ばかり が気になる
カードが悪いのではなく、その言葉に自分の心が反応しているということがあります。
タロットは怖いカードではなく、心が反応するカードなんだと思います。
タロットに良いカードも悪いカードもないタロットを続けていくと、だんだん分かってくることがあります。
それは良いカードも悪いカードもないということ。
例えば
• 死神 → 終わるから始まる
• 塔 → 壊れるから本当の形になる
• 悪魔 → 縛られていることに気づく
• 10 of Swords → もう頑張らなくていい
• 5 of Pentacles → 助けを求めていい一見マイナスに見えるカードは、
変化・解放・気づき・方向転換を教えてくれるカードが多いです。
むしろ人生ではとても大事なタイミング。
読み方のコツもしマイナスばかり気になってしまうときは、こう読んでみてください。
「このカードは私を困らせるために出たのではなく、助けるために出たとしたら、何を教えている?」
この質問に変えるだけで、カードの見え方が大きく変わります。
最後にタロットは怖いものではなく、良い悪いを判断するものでもなく、今の自分を少し客観的に見るための道具だと思います。
マイナスの意味が気になるのは、悪いことではありません。
それはきっとちゃんと向き合おうとしている証拠だから。
タロットは未来を決めるものではなく、自分の心を知るもの。当てようとしなくていい。正解を出そうとしなくていい。
ただカードを見て、「私はこれを見て、どう感じたんだろう」と自分に聞いてみてください。
そこから、本当のリーディングのはじまり。はじまり。