結晶性知性とは

結晶性知性とは

秋ですね、まったりしましょう(笑)
「最近、名前がすぐ出てこない」「前より覚えるのに時間がかかる」「若い頃のように、頭がパッと動かない気がする」
年齢を重ねると、そんな変化を感じることがある、ある。
でも、人の知性は、年齢とともにただ衰えていくわけではなく、
最近覚えた心理学に「結晶性知性」という考え方があり、素敵だな〜と。

結晶性知性とは
私たちの知性は、大きく「流動性知性」と「結晶性知性」という二つの側面から考えることができます。
流動性知性とは、初めて見る問題を素早く理解したり、情報を処理したり、新しいことに対応したりする力。
一方、結晶性知性とは、これまでの人生で身につけてきた知識や経験、言葉、判断力などを使って物事を理解する力。

「知っている」だけではなく、「経験したから、わかる」。知性のこと。
経験は、ただ積み重なるのではなく「結晶」になる(いい言葉だ〜!)
長く活動をしていると、説明できないけれど「なんとなくわかる」とこっち。ということがある。
逆に進むと危ないみたいな!(子育ても同じかもしれません。)

きっとそれは、たくさんの方の「好きや嫌いな香り」を聞いたから?
失敗したブレンドも、思いがけず美しく仕上がったブレンドも自分の中に残っているから?
たくさん説明しすぎて、失敗。もう少し待ったほうが良かったな。とか。

一つひとつには、過去の経験と一緒にうまくいったこと。失敗したこと。
迷ったこと。誰かが言った言葉。自分なりに考えてきた時間。

それらが少しずつ結びついて、結晶になってた。

今は、何でも速さが求められてしまうからすぐ検索できて、
AIに聞けばそれなりの答えが出て、短時間で情報を集められる。

だからこそ、「知っていること」の価値は以前より小さくなってるように感じる。

むくむくと調香も結晶性知性が幅をだしてる。
精油の名前、成分、効能、香調、ブレンドの方法。
今でも大切にしていることと、それだけでは説明できないこと。
何度も香りをつくり、何度も話して、失敗したり、迷ったりしながら、
少しずつ自分の中に蓄積されてる「あの経験と似ている」「以前はこうしたけれど、今回は違う」のかもと、
過去と現在をつなげて放つ知性。
バラバラだった経験が、自分だけの結晶になってく。

香りも、人も、時間によって深く、深く・・
そのときには意味がわからなかったことも何年も経ってから突然つながることがあります。
「あの経験は、このためだったのかもしれない」そう思える瞬間がある。
これからは、自分の「結晶」を使っていく知らない香りにも出会いたいし、知らない世界も見てみたい。と同じくらい、
何を選んできたのか。何に心を動かされてきたのか。も知っておきたい。(ルックバックみたい)
これからはきっと、「新しく何かになる」ためだけではなく、結晶をしてく。
同世代の皆さまももうすでにそういう選択をしているはず。